2007年9月13日木曜日

よー分からん、保険制度

アメリカの保険制度は非常にややこしい。
日本で言う国民健康保険にあたるものはないので(行政がやってる保険もありますが一部の層が対象となる)、個人又は雇用者を通してプライベートの保険会社に加入します。少し乱暴な言い方をすると、アリコとかアメリカンダイレクトとかしかないという感じです。

で、自分が持っている保険プランを受け入れてくれるお医者さんリストというのがあって、その中から必要に応じて予約をとって診ていただくという感じになります。お医者さんによっては、保険会社を使わないというならず者もいて、その場合10割り負担となるので、単なる風邪でみてもらうだけでも$300(4万円ぐらい)とか取られたりするそうです。で、薬は勿論別料金。

私事なんですけど、最近転職したせいで加入している保険プランが変わり、それにともない今までかかっていた内科医と産婦人科医が保険適応外になってしまいました。で、10割負担するなんてとても無理なので新しい担当医を探しているんです。

産婦人科医はどうせかえるならすごい人にしよう(笑)と、雑誌に出ていた「ベストドクター100」のトップにランキングされていた女医さんに電話してみました。

するとさすが沢山患者さんをかかえているようで、10月末までいっぱいですと。。。。。
別に差し迫った危険状態にあるわけではないので、まぁしょうがないと11月上旬に予約を入れました。

でも困った事にはその産婦人科医はこの辺りでいくつもオフィスを持っているので、家の側のオフィスに来るのは火曜と水曜だけ。それも9時半から4時まで。めちゃめちゃ仕事中なので、単なる検診なのに有給を使わないといけないのです。何かこうどうにかならないかねー。

もっと厄介なのは歯科治療。
一般的に普通の健康保険には含まれないので、別に「デンタルプラン」を買わないといけないんですよ。私は幸い、組合がスポンサーとなっている無料のプランがあるので月々の保険料はかかりません。でもその代わり、支払い方法がややこしく、一旦10割り負担で払ってそれから保険会社にレシートを送って一定割合分払い戻ししてもらうんです。最終的には返ってくるとは言え、治療の度に$1000(12万ぐらい)単位で払う事も多いので、はっきりいってキツイです。

そんなわけで、日本に帰ると医療費が安くていいなーと思います。
今は住民票を動かしてしまっているので、日本には保険証がありません。だから緊急時以外は控えていたのですが、娘が急に高熱を出したので一度だけ小児科にかかった事がありました。診察費と薬代合わせて10割り負担で1万円かかりました。これは日本の感覚だと非常に高いんだと思うんですが、アメリカ(保険なし)に比べると微々たるものです。

私たち夫婦は現地で働いて現地の保険に加入できているので、駐在などでいらしている方で日系の保険を持っている方に比べると適応範囲も広く負担金も少ないと聞いています。

いやぁ、それにしてもまじでアメリカの保険制度はやばいです。
なんかどうにかしてほしい~~~。
ってブッシュさんには届きそうになりですね、こんな声。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

保険は大事ですよね。
私も今年初めて大病で入院しましたが、健康保険がなければ総額300~400万円くらいの支払いにはなっていたでしょう。
預貯金の取り崩しを余儀なくされてしまいます。
日本は医療費においては恵まれていますね。このまま良い制度を維持して行って欲しいです。

kyo さんのコメント...

☆花娘さん☆
こんにちは、お久しぶりです。
入院となると日本でも高いですよね。でも誰でも入れる健康保険があるのは大きいと思います。それに加えて入院保険などのオプションもありますからね。
お体お大事に。